着圧レギンスの選び方5選

着圧レギンスを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「5つのポイント」をご紹介します。

① 昼用・夜用で着圧レベルを選択しよう

着圧の数値は、「hPa(ヘクトパスカル)」で表され、数値が大きくなるほど圧力も強くなります。足の状態や着用するシーンに応じて適切な着圧レベルを選択しましょう。

昼用は心地よい締め付け具合の着圧をチョイス

昼用は心地よい締め付け具合の着圧をチョイス
昼用の着圧レギンスは、足の状態にあった心地よい締め付け具合を選ぶことが重要です。着圧の弱いものから試してみて、無理のない範囲で継続して履くとよいでしょう。
商品によって着圧レベルには差がありますが、太ももは5~15hPa、ふくらはぎは10~20hPa、足首は20~30hPaが一般的です。心地よいと感じる締め付け具合は人それぞれなので、自分にあった着圧レベルを検討してください。
また、むくみの程度によってもレベルを選べます。軽いむくみには、足首が13~26hPa程度、足を指で押すと跡がついてしまうような中程度のむくみには、足首が26~39hPa程度、重くだるいようなひどいむくみには、足首が39~65hPa程度の強めの着圧が向いています。
山﨑美由紀
理学療法士/ダイエットコーチ
山﨑美由紀のコメント
20hPaでも強めの締め付け感があり、30hPa以上になるとさらに強い着圧を感じるので、長時間着用する際は注意が必要。まずは3時間程度着用して様子を見るのがおすすめです。

夜用・妊婦用は着圧弱めを選ぼう

就寝時に使用する着圧レギンスは、着圧が弱いものをチョイスしましょう。締め付けすぎると寝苦しくなり、十分な睡眠がとれない可能性もあるので、苦しくない程度の着圧レベルがおすすめです。
一般的な着圧レベルは太ももが5~15hPa、ふくらはぎは10~20hPa、足首は20~30hPaなので、範囲内でも低めの値の商品を選びましょう。夜用として発売されている商品も多いので要チェックです。
妊婦用も着圧が弱いものを選択しましょう。むくみやすい妊娠中は着圧レギンスが便利ですが、圧迫のしすぎはよくありません。「マタニティ用」を記載されているものはほどよい締め付け感の商品が多いので、表記を参考に選んでください。お腹部分に伸縮性のあるものや裏起毛のものなどもありますよ。

② 商品記載のサイズガイドを参考に大きさを選ぼう

商品記載のサイズガイドを参考に大きさを選ぼう
出典:amazon.co.jp
効果的に着圧レギンスを履くには、サイズガイドを参考に大きさを選ぶことが重要です。身長・ヒップ・太もも・ふくらはぎ・足首などの大きさを基準に、メーカーごとに推奨サイズが設定されています。公式サイトやECサイトにサイズガイドの記載があるので、自身のサイズと照らしあわせてみましょう。

ただし、MとLサイズなどどちらにも該当する場合、メーカーによっては身長・太もも・足首など優先して選ぶべき部位を指示されていることがあります。両サイズにも該当する場合は、指示通りの部位の大きさを参考に選択しましょう。とくに指示がない場合、最も着圧が強い足首を基準に選ぶのがおすすめです。

脚のむくみが気になるときはヒップもむくんでいる可能性が高いので、足首だけでなくヒップのサイズも確認しておくとよいですよ。

③ くびれや骨盤全体・ヒップをサポートしたいならハイウエストを

くびれや骨盤全体・ヒップをサポートしたいならハイウエストを
くびれや骨盤、ヒップをサポートしたい人は、ハイウエストの商品をチェックしましょう。履くだけで骨盤まわりと足全体、お尻まわりを同時にケアできるのがポイントです。
また、着用することでヒップアップ効果が期待できるので、体のラインが出やすい服装のときにも重宝します。スポーツウェアやタイトスカートの下に着用することで、スッキリしたシルエットに見えますよ。
お尻の血流がよくなることで代謝がアップし、効率的にダイエットができるというメリットも。くびれがきれいに作れる点もうれしいポイントです。
ただし、ウエストを絞め付けすぎると血行障害を起こすリスクや、着心地が悪く苦しくて継続できない可能性があるのでサイズは慎重に選びましょう。

④ 肌触りのよさで素材を選択しよう

肌触りのよさで素材を選択しよう
出典:amazon.co.jp
仕事中や就寝中に使用することを考えると、肌触りのよさは重要なポイントです。一般的な着圧レギンスの素材には、おもにナイロンとポリウレタンが使われています。しかし、肌に合わない場合、かゆくなったりチクチクしたりすることも。敏感肌の人にはなめらかで肌触りのよい綿や混綿が向いています。
また、ポリウレタンの割合が多いものやスフレ素材のものもおすすめ。ポリウレタンやスフレ素材が使われていると、ストレッチが効きやすく締め付けによる不快感を軽減できます。
さらに、見た目に関わるデニール値にも注目しましょう。デニール値が大きいほど厚みは増します。程よい透け感があるのが40~60デニール、ほぼ透け感がないのが70~80デニール、透け感がなく厚みがあるのが110デニール以上です。

⑤ そのまま洗濯機に入れられる商品がベター

そのまま洗濯機に入れられる商品がベター
直接肌に触れる着圧レギンスは頻繁に洗濯したいものなので、洗濯機で洗える商品が便利です。洗濯表示を確認し、洗濯機が使えるか注意書きがないか確認しましょう。洗濯機で洗うときは、裏返してから洗濯ネットに入れ、弱水流コースでやさしく洗ってください。
着圧レギンスの素材であるポリウレタンは熱に弱いので、乾燥機やアイロンの使用は避けましょう。紫外線も色あせや劣化の原因になるので、陰干しがおすすめです。