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古い車が売れる3つの理由
ここまで「古い車」を買い取ってもらうための方法を紹介してきました。では、そもそもなぜ買取業者は車が古くてもお金を出して買い取ってくれるのでしょうか?
その理由は大きく以下の3つです。
<古い車が売れる3つの理由>
- 理由1.海外では依然として日本車の人気が高いから
- 理由2.部品自体に価値があるから
- 理由3.鉄クズとして価値が残っている
理由1.海外では依然として日本車の人気が高いから
国内では車の価値は10年(走行距離10万km)を境に大きく下がると言われています。しかし、海外では精密に作られた日本車は丈夫なため30年落ちといった年代物の車両が現役で走っており、その丈夫さで根強い人気があるのです。
そういった年代物の車に比べれば、10年落ち程度ならむしろ新しい部類に入ります。
海外では依然として日本車の人気が高い
とくに海外で人気の車種はこちら。
- SUV
- 商用車
- トラック
- ガソリン/ディーゼル車
代表的なのはトヨタのランドクルーザーで、年式が古い・走行距離が10万kmを大きく超えている場合でも高い値段で取引されています。
「商用車」と聞いてイメージするようなハイエースなども海外で人気がある車種です。
こちらは積載容量や丈夫さから東南アジアのあたりを中心に需要が高まっています。
さらに重い荷物を運ぶ想定で作られた「トラック」もまた同じ理由で取引が活発です。
海外では日本国内ほど細やかなメンテナンスができない場合も多く、電子制御パーツが多いと修理できず困ってしまいます。
そこで、「ガソリン/ディーゼル車」の電車制御パーツが少ない古い車種は、とくに途上国での利用に向いているのです。
「軽自動車」は需要が少ない
国内の人気車種との大きなズレといえば、「軽自動車」が不人気車種であるということです。国内では手に入れやすい価格と扱いやすいサイズ、税金の安さなどから不動の人気を誇りますが、
- 馬力がない
- 車体が小さく荷物が乗らない
理由2.部品自体に価値がある
海外では輸出された日本車を長く乗り続ける人が多いのですが、そのころ日本国内ではとっくにフルモデルチェンジが行われたりしています。つまり旧型のパーツが足りなくなってしまうのです。
そこで、いわゆる「パーツ取り」の目的であえて年式の古い車や不動車を買い取り、修復のために利用しているというわけです。
理由3.鉄クズとして価値が残っている
理由1.や理由2.でも当てはまらないのは、野ざらしでサビに覆われてしまったりしているボロボロの車でしょう。そこまで傷んでしまうと、使えるパーツが見つからず値がつけられないのです。
そうなると、あとは素材本来の価値しか残っていません。
溶かして使ったり、パーツの基盤などから貴重な金属を取り出すなどして3万円程度がやっとでしょう。
これら3つの理由があるため、どれだけ古い車でも、お金を出して処分する必要はないのです。
初めに紹介した「古い車を高く売る3つの方法」をぜひ参考にしてください。
そもそも「古い車」の基準は8.72年
ここまで何度も出てきた「古い車」という言葉ですが、具体的に何年を超えると古いといえるのでしょうか。データを見ると「車を手放す時期は購入からおよそ8.72年」となっています。
※参考:一般財団法人 自動車検査登録情報協会「令和2年の平均車齢」
つまり、中古車としての価値が下がる10年落ちも十分「古い車」のうちに入るということです。
逆をいえば、それまでは十分に中古車として値が付くので、故障や事故歴さえなければ車買取店で買い取ってもらうのがおすすめです。
スポーツカーなら30年落ちでも高く売れる
10年落ちが車に値が付くボーダーラインだと説明しました。しかし「スポーツカー」に至っては例外だといえます。
年式で20~30年落ちになるはずの1990年代に販売されたスポーツカーが、実は高い人気を持っているからです。
スポーツカーはとくに海外での人気が高く、こうした車の愛好家はむしろ特定の古い年式の車を求めている場合があります。
日本でも旧車・クラシックカーを専門に扱う店があるので、あなたの車がこうしたジャンルに入るなら、ぜひとも専門店で査定を受けるべきでしょう。
一般の車買取店では判断できない価値を正しく評価してくれるからです。
とくに、「スカイライン」「GT-R」「スープラ」など有名な車種は間違いなくこうした専門店のほうが高く買い取ってくれるはずです。
車を乗り換えるなら一度はディーラーで聞いてみる
「新車を購入予定」かつ、「3つの方法を試したが値が付かない」という場合は、新車を購入する予定のディーラーで査定してみるのがおすすめです。一般的に、ディーラーの下取りはメインのサービスではないので車買取店ほどの値は付きません。
しかし、そのディーラーで新車購入の話を進めているのであれば、話は変わってきます。
ディーラーの主目的である新車販売のためのサービスなら、不動車でないかぎり下取りに応じてくれるからです。
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