自転車の種類を押さえよう。10種類それぞれの特徴と目安の価格帯
街中でよく見かけるシティサイクルやクロスバイク、海沿いが似合うビーチクルーザーなど、実に多種多様な自転車の種類。
その中から主だった10種類をピックアップしてご紹介します。それぞれの特徴や価格帯など、購入に際して気になるポイントをチェックしていきましょう。
種類1
シティサイクル(ママチャリ)
いわゆるママチャリと呼ばれるシティサイクルは、多くの人が乗ったことがあるでしょう。
足でまたぎやすく、乗り降りしやすいフレーム形状にカゴ、スタンド、ライトなどを標準装備したものがほとんどで、“実用スペック全部盛り”なのが特徴。
言わずもがな自宅と最寄り駅の往復、近くのスーパーへの買い物などに特化した自転車です。
安いものは1万円台からあり、値段が上がれば当然装備は豪華になります。坂が多ければ変速ギアが付いているほうが楽だったり、治安が悪いなら防犯性の高いモデルを選んだりと、予算だけでなく乗る環境も含めて選びましょう。種類2
クロスバイク
よりスポーティで本格的な走りを手軽に楽しみたいのであれば、クロスバイクが候補の筆頭でしょう。
舗装路を颯爽と走れる軽快感と多少の悪路なら気にならないタフさを併せ持ち、20km程度~のサイクリングや日常の足として活躍してくれます。
自転車業界で名の知れたブランドの本格的なモデルを購入するなら予算は5万円前後から。後述するロードバイクやマウンテンバイクと比較して安価なため「とりあえずクロスバイクから」と選ぶ人も多いですが、予算で妥協して買うと後々後悔する人が多いのも事実。
趣味のスポーツとして自転車を始めたいのであれば、専門店でよく相談しましょう。
種類3
マウンテンバイク
野山を駆け回るマウンテンバイクは、他の自転車では走れないような荒れた道でも走破できるのが魅力。
その高い走破力を駆使して山道や林道、専用のMTBコースなどを走る非日常の体験をもたらしてくれるスポーツバイクです。
路面からのショックを吸収するサスペンションや悪路を安全に走るためのブロックタイヤ、ホイールの中心部分に備え付けられた「ブレーキローター」と呼ばれるパーツを挟み込むディスクブレーキなど、オフロードをメインに考えたパーツ構成で安定感が高くゆったりと乗れるため街乗りでも人気。走るシーンによってジャンルがさらに細分化されます。クロスカントリータイプやトレイルタイプなら街も山もバランス良く走れ、エントリーモデルは6万円程度~。
種類4
ロードバイク
細いタイヤに軽いフレーム、そしてドロップハンドルが特徴的なロードバイク。
100kmを超えるロングライドや峠道を制覇するヒルクライムなど、本格的なスポーツとして楽しむ人から街中を颯爽と移動するために乗る人など用途はさまざま。
フレーム素材(クロモリ、アルミ、カーボンなど)やパーツのグレードなどは上を見ればキリがありませんが、ロードバイクとして最低限のスペックを求めるなら、予算は10万円前後~。余裕を持っておくと選べる幅が広がります。
シクロクロス
簡単に言えばオフロードも走れるロードバイク。
見た目はロードバイクそっくりですが、マウンテンバイクのようなブロックタイヤを履いており、悪路をものともせずにキビキビとした走りが楽しめます。
もともと自転車競技の選手が冬場のトレーニングとして乗っていたもので、近年は日本でも競技が盛り上がりを見せています。
普段着でも乗りやすく、街中の荒れた路面でも気を遣うこともないので、ロードバイクより速度は出ませんが移動の足としても便利。競技をしないのであれば、似たジャンルでよりツーリング向けのグラベルロードもおすすめです。こちらも価格は10万円前後から。
種類6
ピストバイク
変速ギアのないシンプルな構造で壊れにくく、安価であることからアメリカのメッセンジャーが乗り出したのをきっかけに、2005年頃からブームに火が点いたピストバイク。
競輪で使われる自転車をベースに、思い思いにカスタムを施して乗るスタイルはストリートカルチャーと深い結び付きがあります。
ブレーキ未装着の自転車が問題となったこともあり、危ないイメージを持っている人もいるかもしれませんが、現在はもちろんブレーキ装着のうえ、クルーザーのようにゆったり乗れるようなカスタムを施すなど、楽しみ方の幅が広がっています。価格は5万円前後からですが、フレームとパーツを1つずつ選んでショップにオーダーするのも楽しみ方の1つです。
タフな設計でルックス◎。ピストバイクなら、通勤も街乗りもこれ1台
ミニベロ(小径車)
ミニベロ=小さな自転車という名前の通り、ホイール径がおおよそ24インチ以下の小さな自転車のこと。
おしゃれに街乗りを楽しめるシティサイクル系のものからスポーティな走りが楽しめるロードバイク系のものまで幅広いモデルが揃います。
700Cサイズなど一般的な自転車と比べて漕ぎ出しが軽く、上り坂に有利な傾向があり、駐輪も省スペースであることなどメリットはたくさん。さらに小柄な人でも自転車を乗る姿が格好良く見えるので、スタイルを気にする人にも実はおすすめなんです。
種類8
折りたたみ自転車
折りたたむと片手で持てるほどコンパクトになる折りたたみ自転車は、車や電車と組み合わせることで真価を発揮。
レジャーに訪れた先でサイクリングを楽しんだり、駅から目的地の移動を楽にしてくれたりと、とにかく小回りが利いて使い勝手が抜群です。
走り心地の面では小径ホイールを採用するものが多いため、ミニベロと同様に加速や上り坂に有利なものが多い傾向。走行性能を犠牲にして持ち運びだけに特化した個性的なモデルも多く存在しているのも、他のジャンルとは違う面白い点といえるでしょう。
電動アシスト自転車
詳しくはこちらほとんどが10万円以上からとシティサイクルとしては初期投資が嵩みますが、子供を前後に乗せたままでも坂道をラクに登れるパワフルさは頼りになるものです。
また、近年は欧米を中心に電動アシスト付きのスポーツバイク、eバイクがブームに。写真2のように日本でも電動アシスト自転車には見えない、スマートなモデルが増えてきています。体力に自信のない人でも爽快なサイクリングを楽しめますよ。
種類10
ビーチクルーザー
アメリカの伝統的なクルーザーを背景に、その名の通りビーチへ向かうサーファーが乗ったことで生まれたビーチクルーザーは、その後マウンテンバイクへと派生した、実は自転車の歴史の中でも重要なジャンル。
クランクを後ろに回すことで減速するコースターブレーキや幅広のハンドル、座面の大きなサドルにどかっと座るゆったりとした乗車姿勢が特徴で、夕暮れ時に海辺を走るようなシーンがとてもよく似合います。が、もちろん海でなくてもOK。散歩気分で近所を軽く走るだけでも、ビーチクルーザーならサマになります。
おすすめの自転車通販サイトランキング
No.1「自転車通販サイマ(cyma)」
早速にはなりますが、筆者おすすめの自転車通販サイトを紹介していきます!自転車通販サイトの中での一番のおすすめは「サイマ(cyma)」というサイトです。
自転車や家具のような大型商品は組立せずに配送されることが多いですが、サイマは整備資格を持った専門スタッフが自転車を組立・整備してくれた上で届けてくれます。これなら安心出来ますし、無駄な手間もかからず済みますよね。
サイマは配送料がトップクラスに安い
サイマは他の自転車店と比べて送料がかなり安いのが特徴です。以下に日本の大手自転車専門店の送料をまとめてみました。
店名 | 最安エリアの送料(※主に都市部) |
---|---|
自転車通販サイマ | 1,980円(関東全域、関西全域) |
サイクルベースあさひ (自転車専門店最大手) |
13,000円(東北エリア) 14,000円(関東・東海) |
イオンバイク (イオン系列の自転車店) |
4,070円(関東全域) |
サイマは通販に特価した自転車店なので、配送網が充実している分送料が安いのだと思います。
自分の住んでいる地域の送料が気になる方は、以下のサイマ内のページにエリア別の送料が記載されているので、事前にチェックしておきましょう。
» サイマの地域別の配送料一覧をみる
そしてサイマは自転車の値段に関しても比較的安い部類に入ります。
売上実績が自転車のネット通販の中ではNo.1(※2020年2月10日ESP総研調べ)とのことで、販売量が多い分、他のお店よりも仕入れコストを抑えられているのでしょう。
他店に比べて送料が安いことに加えて車体価格も比較的安いサイマは、総合的にみてお買い得な通販サイトと言えるでしょう。
購入後のアフターサポートも充実している
サイマは購入後の補償サービスも充実しており、全国の提携している自転車店舗で修理が無料で受けられる等のサービスが受けられます。購入後のメンテナンス性も大切なポイントですので、自転車は万が一修理が必要になった際にも補償を受けられるお店で購入したほうが安心です。
お店選びの際はアフターサポートの有無や内容についてもしっかりチェックしておきましょう。
サイマのイマイチな点は?
完璧なお店というのは世の中にはなかなかありませんので、サイマのイマイチな点についても紹介しておきます。サイマのイマイチな点は以下の2つです。
- 自転車アクセサリ、パーツの種類が少なめ
- 対面での接客が受けられない
自転車アクセサリ、パーツの種類が少なめ
サイマで自転車を買う際のデメリットとして、自転車のアクセサリやパーツなどの種類が少ない点が挙げられます。鍵やライト、空気入れといった一般的なパーツは他店同様に購入できますが、サイクリング用のグローブやウェアなどのアパレル類のラインナップは種類が少ないので、必要な方は別のお店で購入する必要があります。
ママチャリや電動アシスト自転車、通勤・通学などの普段使い用のクロスバイクなどを買う人にとってはあまり関係の無い内容ですが、サイクリングなどの用途でロードバイクなどの購入を検討している方は留意が必要です。
対面での接客が受けられない
サイマはネット通販専門の自転車店のため、一般のお店のように対面での接客を受けることが出来ません。店員さんの顔を見て商品を買ったほうが安心という方もいらっしゃると思いますので、どうしても通販で買う不安が拭えない方は店舗がある自転車店で購入を考えると良いでしょう。
とはいえ、サイマは自転車通販サイトではNo.1
サイマのイマイチな点についても紹介しましたが、それでもサイマはネットで自転車を購入したい多くの方に支持されており、売上No.1の実績も取るほどの通販サイトです。購入者の口コミや自社ノウハウを活かしたコスパの良いプライベートブランドの自転車を始め、ブリヂストンやパナソニック、ビアンキなどの有名ブランドの自転車も数多く扱っていますので、気になる方は是非チェックしてみてくださいね。
2位.クロスバイク・ロードバイクなら創業120年のスポーツ自転車専門店「ワイズロード(Y’s Road)」
引用:ワイズロード創業120年を誇る「ワイズロード(Y’s Road)」は、スポーツ車専門店では国内No.1と言っても過言ではないほどの老舗店です。
BianchiやGIOS、CANNONDALEなどの大人気ブランドの扱いも非常に豊富で、サイクルベースあさひのような総合自転車専門店では手に入らないスポーツバイクも豊富に取り揃えています。
ワイズロード(Y’s Road)オンラインの特徴
- スポーツバイクに関しては国内随一の品揃えで、日本国内のブランドをほぼ全て取り扱っている
- プロの店舗スタッフによるフィッティングが受けられる
実は人気ブランドのクロスバイクやロードバイクは、ブランド側の意向でネット通販での入手が難しいのですが、それらをネット購入できるのがワイズロードの強みです。
創業120年の実績や店舗スタッフの高い技術力からくる信頼感があるのだと思います。
ワイズロードオンラインはこちら »
ネット通販での注文後、店頭で受け取る必要がある
ワイズロード(Y’s Road)オンラインで完成車を購入する場合は、基本的に最寄りの店舗で自転車を受け取る必要があります。関東関西、中部エリアを中心に37店舗の実店舗(※2020年8月現在)がありますので、購入を検討される方は近くに店舗があるかもチェックしておきましょう。
ネット注文後の店舗での受け取りは一見手間に感じますが、いっぽうで受取時に自分の身長に合わせたピッタリのフィッティングを相談できたり、初心者の方は乗り方や便利なサイクルアクセサリーを教えてもらえたりというメリットもあります。
5万円以上のスポーツバイクはたまにメンテナンスをしてあげることで走行性能を維持できたり、長く利用できたりするので、1ランク上のクロスバイクやロードバイクを検討している方にはとてもワイズロード(Y’s Road)オンラインは一見の価値ありです!
No.3「サイクルベースあさひ」
日本最大手の自転車チェーン店舗を展開している「サイクルベースあさひ」が運営しており、自転車だけでなくパーツやアフター補償も豊富に取り揃えています。サイマ同様にコスパの良いプライベートブランドの自転車が多く、クロスバイクやロードバイクなどの有名ブランドの取扱もあるため、様々なラインナップから自転車を探すことが出来ます。
自宅までの配送料は高いが、お店に受け取りに行けば送料0円。
あさひの通販サイトで購入して自宅まで配送を依頼した場合、送料は一番安いエリアでも14,000円とかなり高額なのですが、最寄りのあさひの店舗に自転車を受け取りに行くと送料が無料になります。家の近くにあさひの店舗があって受け取りに行くのが手間でないという方は、あさひの通販サイトで買うのもおすすめです。
サイクルベースあさひはこちら »
自転車を受け取る際に店員さんと対面で話せるのがあさひの良いところ
あさひの良い点は何よりも店員さんと対面で話せるという点にあります。自転車を受け取るついでにおすすめのサイクルパーツを聞いてみたり、高額なスポーツバイクを購入した際には自分の身体にあったフィッティングの相談が出来たりなど、店員さんと対面で話せるからこそのサービスや安心感を得ることが出来ます。
店舗に出向く手間と時間はかかりますが、ネットで完結して自転車を購入する不安が大きい方はぜひ検討してみてください。
イオンが近くにある人は「イオンバイクの通販」もおすすめ!
「イオンバイク」はイオングループから派生した自転車専門の実店舗です。通販サイトも運営しています。おすすめ理由はサイクルベースあさひと結構似ています。
- イオンのプライベートブランドであるトップバリュブランドの自転車も販売していて、お買い得な自転車が豊富
- 自宅までの配送だとあさひ同様に送料が高いが、イオンの店舗まで受け取りにいくと送料が無料になる
- 購入後の補償サービスが充実していて、イオンに自転車を持ち込めばメンテナンスや点検が受けられる
イオンが近くにある方はイオンバイクのネット通販で購入して、何か他のものを買うついでに自転車も取りに行くというのもおすすめです!
▼イオンバイクはこちらから
» イオンバイク楽天市場店
とにかく安いママチャリが欲しいという場合は「チャレンジ21」もおすすめ
サイマやあさひ、イオンバイクに比べて自転車の種類は少ないですが、とにかく安いママチャリで良いという方であれば「チャレンジ21」という通販サイトもオススメです。チャレンジ21の特徴は以下の3つです。
- 補償などのサービス面は劣るが、ママチャリがとにかく安い
- 組立はされた状態で届く
- 関東、関西の都市部は送料が安い
シンプルな機能に絞ったママチャリがメインの通販なので、見た目にこだわりたい方や機能がもっと充実した自転車が欲しい方、クロスバイクや折りたたみ自転車も検討したい方は「サイマ(cyma)」や「サイクルベースあさひの通販サイト」で自転車を探したほうが良いでしょう。
▼チャレンジ21はこちら
» 自転車通販チャレンジ21
記事の監修者
嘉島康ニ 医学博士
府省共通研究開発管理システム/合同会社CTCラボラトリー所属
応用薬理研究会理事
一般社団法人日本機能性成分研究所副理事長・中国保険協会学術顧問
一般社団法人日中健康教育・情報共有協会理事
主要取引先 株式会社ニッスイ 株式会社ユーグレナ
専門分野:
・魚油(EPA・DHA)による心筋に対する影響。
・新機能性製剤に関する吸収促進、機能性改善に関する研究開発。
・健康食品・サプリメントにおけるコンサルタント業務
・健康食品全般にわたる開発研究(素材研究開発)
書籍・論文多数:
記事の監修者
漢方専門店 優美堂、及び「さとう鍼灸治療院」代表
35年以上に渡り渋谷区恵比寿ガーデンプレイス横に優美堂薬局併設「さとう鍼灸治療院」を営み、
今まで1,000人以上を治療してきた経験から知見が豊富。
専門分野:
婦人科 : 更年期障害、PMS、生理痛、生理不順、不妊
胃腸科 : 下痢、便秘、吐気、痛み
精神科 : 不安、不眠、自律神経失調
呼吸器科: 花粉症、かぜ
皮膚科 : 痒み、アトピー
その他 : ねあせ、冷え、むくみ、耳なり、こむら返り、口苦い、肥満
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