無許可の引越し業者とは?違法?便利?格安?

世の中にはたくさんの引越し業者が存在します。

しかし、引越し業者選びには少し注意が必要です。

たくさんの引越し業者の中には無許可の引越し業者という存在があり、その名の通り、国から許可を受けずに業務を行っている違法業者のことを指します。

許可を得てないので運賃(引越し料金)を請求したら違法といことになります。

無許可引越し業者の現状と特徴

無許可の引越し業者の現状ですが、まさに日本全国で横行していると言っても過言ではありません。

特に引っ越しが増える繁忙期に増える傾向があります。

一般の人からしてみると見分けにくいかもしれませんが、主な特徴としてはトラックのナンバープレートの色です。
○ 緑 黒 許可あり
✕ 白 黄 許可なし
つまり【白と黄色】のナンバーの業者が無認可業者になり、その無許可が業者が運賃(引越し料金)を請求したら違法業者になります。

集客方法は許可を得てる業者と同様にWEBやチラシで集客しているので、表面上ではなかなか見分ける事は困難です。

引越し当日に、トラックのナンバーの色を確認するのが1番手っ取り早く見分けれる方法ですが、台車などを置いてナンバープレートを見せないように業務を行うことが多いです。

また、最近増えてきたパターンですが、

「黒ナンバーの軽貨物+白ナンバーのトラック」

この組み合わせの業務です。許可と無許可のコラボ状態です。

「営業許可のある黒ナンバーがあるから問題ないでしょ?」と思うかもしれませんが、白ナンバーのトラックに荷物を1個でも積んで運賃を請求したらアウトなので気をつけてください。

無許可業者のメリット

無許可の引越し業者にはなぜか一定の需要があるようです。

それにはいくつかのメリットが存在します。

料金は他の引越し業者と比べて料金が安い傾向にあります。繁忙期はガッポリ取ってるようですが…

また、手続きや予約が不要な場合も多く、急な引越しにも対応してくれます。

無許可業者のデメリット

一方で、無許可の引越し業者を利用することには様々なデメリットも存在します。

まず第一に、法的な問題を抱えているため、何かあった場合トラブルに巻き込まれる可能性が高いのです。

また、業務の品質や信頼性も不確定要素と言えます。

依頼する側にとってもリスクが大きいのです。

法的な問題と罰則

無許可の引越し業者が違法行為を働いていることは明らかですが、一体どのような法的な問題があるのでしょうか?

彼らは営業許可を受けていないため、運賃(引越し料金)の請求は違反行為となります。

もし引越し業務を無許可で行った場合、業者は法律によって罰則が科せられる可能性があります。

悪質な場合、罰金や懲役刑が科されることもあります。

依頼者の責任 使用者責任

逮捕
無許可の引越し業者を利用すると依頼者にも責任が及ぶ可能性があることをご存知でしょうか?

実は、無許可の引越し業者を利用すること自体が、依頼者にも法的な責任を負わせる可能性があるのです。

無許可業者と理解し、それを黙認して利用したとすると、共犯関係にあると見なされることもあるのです。

引越し中にトラブルが発生した場合、依頼者も使用者責任として厳しい目に遭うかもしれません。

実際にあった無許可業者のトラブル

無許可の引越し業者と関わると、どのようなトラブルが起きるのでしょうか?

実際にあったトラブルの一部ですがご紹介しましょう。

荷物の破損や紛失

無許可業者はほぼ賠償保険に加入していないので、荷物の破損や紛失に対して十分な補償を受けることができません。

不正な料金請求

無許可業者は契約や見積もりに関する明確なルールを持っていないため、引越し後に高額な追加料金を請求されることがあります。

作業員のマナーの悪さ

無許可業者は従業員の教育や管理が不十分な場合があり、作業員の態度やマナーが悪いというトラブルも報告されています。

遅延やキャンセル

専業として営業していないので仕事に対しての意識も低いです。引越し日時の遅延や突然のキャンセルが起きることもあります。

不法占拠

一部の無許可業者は預かった荷物を返さず、不法占拠するケースもあります。被害者は法的手続きを踏まなければならず、大きなストレスと時間の浪費になります。

まとめ

無許可の引越し業者は魅力的な料金や急な引越しに対応するなどのメリットもありますが、違法性やトラブルのリスクも存在するということを忘れてはいけません。

法的な問題や罰則、依頼者の責任など、注意すべきポイントをまとめましょう。

無許可の引越し業者とは許可を受けずに業務を行っている違法業者です。

見分けるポイントとしてはナンバーの色で、白ナンバーや黄色のナンバーを使用してます。

メリットとしては、料金が格安で手続きや予約が不要な場合があります。

デメリットとしては、法的問題や信頼性の不確定要素があり、依頼者にリスクが伴います。

無許可の引越し業者は違法行為であり、罰則が科せられる可能性があります。

依頼者も共犯関係にあると見なされ、法的な責任を負う可能性があります。

実際には荷物の破損や紛失、不正な料金請求、作業員のマナーの悪さなど、トラブルが起きております。

無許可業者の利用は便利な面もありますが、リスクを抱えることを忘れずに検討する必要があります。

無許可の引越し業者の危険性や問題点を説明しました。

引越しは新しいスタートを切る大切なイベントですので、安心できる正規の引越し業者を選ぶことが重要です。

安全でスムーズな引越しを心からお祈りしています。

ご参考にしてください。

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